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第603話 心配しても今は
何個かはいびつな形になったけど、それもご愛嬌ということで。
二次発酵が終わったら、カウルのオーブンで瞬間焼成!
この仕組みも、リトくんは慣れてきたようだけど。
「……これは、カウルさんだから出来るんですか?」
「そうだね」
『でやんす〜』
そう言えば、リトくんには獣魔とかいないから……もし独り立ちした場合の、ポーションパン製造ってどうなるんだろう?
カウルはもともと珍しいスライムからの進化だし……リトくんはもうちょっとでうちに正式雇用になるから、早いうちに確保したいと思ったが。
僕はイケメン神様に転生させてもらった、特典も込みでカウルを進化してあげれた。
でも、リトくんは見込まれているがこの世界の住人。
スライムじゃなくても、魔物を獣魔として契約したからって……イケメン神様がカウルのように変身能力を与えてくれるのかな?
「……ラティスト、ちょっと」
焼成から、すぐに冷やさずにラックに天板を移動させ……リトくんにはトイレに行かせている間、僕は急いでラティストに疑問に思ったことを伝えたんだ。
「……その発想はなかったな」
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