🎄クリスマスツリー🎄

第一話『クリスマスプレゼント』

リンリンリン🔔　　　　　　　　　　　
き︰今日はクリスマスイブか…。まいは、何を頼むんだろう…？
　　…私は何を頼もう？今の私は何も望みが出てこない…。

私は、田細きい。実は…いじめられている。
元は、とても明るい私だったという。
でも、いじめられているからか何も幸せだと感じない。
家族はとてもいい人達でこんな私でも、見守ってくれている。

ま：お姉ちゃ〜ん！
き：ん？どうしたの？
ま：クリスマスプレゼント何にするの？
き：私はね…。まだ考え中なんだ…。
ま：え〜！早く決めなよ！！明日、クリスマスだよ！
　　早く決めないと、プレゼントもらえなくなっちゃうよ！
き：うん！そうだね。
ま：お姉ちゃん、また明日ね！ちゃんと決めなよ！おやすみ〜！
き：おやすみなさい。　　　　　　　　
　　はぁ。クリスマスプレゼント何にしよう？？早く決めないと！！
　　お父さんもお母さんも寝ちゃってるし…。
　　でも、もういじめがなくなってほしいくらいだ。これが私の願い。

み：おっと！！！🎄🎅
き：え！？誰！？
み：はじめまして！急にごめんね！私はみさつと言います！
　　何でも願いを叶える可愛い可愛いサンタさんです！！☆（ゝω・）vｷｬﾋﾟ
き：え？何でも願いを叶えてくれるっていうの？どうせ嘘でしょ？
み：もう！！嘘じゃないよ！あなた、悩み事あるでしょ！！
　　なんでも叶えてあげるよ！
き：なんでも…？いや別に悩み事はないよ。
み：わかってるよ。
　　あなたをいじめてる人、ミカって人ににいなくなってほしいんでしょう？
き：え？急に何…。どうしてミカのこと知ってるの…？
　　でも、私は密かに、いじめてる人ミカにいなくなってほしいと思ってい　
　　た。
み：もうわかってるんだから！はっきり言いなよ！！
き：いや…！急に…何…？
み：ねえ…！早く言えよ…！
き：え…。はあ…もっもう分かったよ…！うん…。
　　ちょっぴり、そう思ってる自分がいる…。
言ってしまった…。私はこの子にだけは話してもいいと思ってしまった。
他の人には、心配かけたくないから言わなかったけど、こんなに言われると言いたくなってしまう…。ダメだと分かっていても…
そして私はいじめの経緯を伝えた。

み：うん…！なら、そのミカって人にいなくなってもらえばいいんだよ！
き：え？何言ってんの…？こんなの…おかしいでしょ…！
み：ん？なにかおかしい？そっちこそ、何言ってるの？
き：いや、おかしいでしょ…？人の個人情報といい、いなくなれ！といい…。
み：じゃあこれまでと同じで、いじめられていいの？
き：いやだけど…。分かったよ…。
　　どうせこれは遊びだよ。。この遊びにつき合ってる暇はない。
　　もう早く話を済ませちゃおう。
み：願いを叶えてあげる代わりに、プレゼントは無しだからね。はい。
　　ここにサインして、注意事項も書いてあるから、これを理解した上に
　　ミカって人にいなくなってほしいか決めて！！

《注意事項》
①言ったことは取り消せないからね！
②どんな願いでも叶えてあげる！
③願いを叶えてくれたサンタさんには、次のクリスマスまで会えないよ！！
④願いと言った代わりに何かと交換！！
　（1年後のクリスマスまでにわたしてね！！）
サイン　

み：ちなみに、この中のどれかを破ったら…。危険なことになるからね…！
　　気をつけるよーに！
き：何これ…。本当なの？
み：だから！本当だって！さっきから言ってるじゃん！
　　で、注意事項を読んだ上で本当にいなくなって欲しいか決めて！！
き：もしいなくなって欲しいって言って…本当にいなくなっちゃたら、
　　私殺人犯になっちゃうの…？
み：ノンノンノン！！このことは私とあなた以外知らないから大丈夫だよ！
　　ほら！早くサイン！
き：うん…。
私は、勢いでサインをしてしまった。
まぁ、こんなことはただの遊びだと思っていた…。

次の日…学校で
キンコンカーンコーンキンコンカンコーン🔔
先︰あの、みなさん今日は悲しいお知らせがあります…
　　それは…あなうちみかさんが行方不明になったことです…(´Д⊂ｸﾞｽﾝ
　　警察が、取り調べしていますが、見つかりません…
　　恐らく、死亡しているんでは無いかと思われています(´；ω；｀)
き：私は、えっΣ(ﾟДﾟ)とつぶやきそうになった…

昨日私がいった通りになった。え。絶対嘘だよ、絶対そんな事ないって思っていたのにいたのに…本当に起こっちゃった…。
だけれど、私をい、いじめたバ、バツだよね…だ、だから、仕方ないよね…。

き︰私は、そのことを毎日、不思議に思った。
ーー第一話完結ーー第二話へ続くーー