ゼンって意外とかっこいい

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 「で、私は今からどうすればいいんですか?」 「それは、俺たちと一緒に来るか、バーミリオン王国に戻るか、どっちかだ。」 「私は…。」 「白雪の好きな方を選べ。」 「うん…、ゼンたちと一緒に行きたい、いいかな?」 「あぁ、そうしてくれた方がゼンが喜ぶからな。」 「何いってんだよ!」 「でもそうでしょう?」 「まあーそうだけど。」 「じゃあ決まりな。」 そして、トゥラン王国のお城についた、 「今日からここが白雪の家だ。」 「えっ!」 「何をそんなに驚く?」 「普通は驚くよ、ゼン。」 「そうか。」 「じぁ、帰るか!」 「私もお城に住むの?!」 「そうだ。」 「分かった…。」 門の前には警護する人が立っていた 「白雪さんはいつでも出入りできまっすよ、ゼン様のご友人ですから。」 「ありがとうございます。」 そして、空いている部屋を貸してくれた、そこは丁度ゼンの部屋の隣の部屋だった。 「俺ここの部屋の隣だからなんかあったら言えよ。」 「え!隣?」 「あぁ。」 「分かった、ありがとう。」 そして、ゼンは部屋に帰って言った。それから、ゼンの部屋に遊びに行った。 トントントン 「失礼します、ゼンいますか?」 「あぁ、何だ?白雪か。どうした?」 「なんとなく落ち着かなかったから来ちゃった。ダメだった?」 「いや、俺も今から様子を見に行こうとしていたところだ。」 ゼンは照れ隠しで嘘をついた、 「で、何か用か?」 「いや、ただ気になっただけ。」 「そうか、じゃあそこに座っていらたどうだ?」 「いいの?」 「あぁ。」 「ありがと!」 それから白雪とゼンは喋らなかった、そうしているうちに日が沈んだ。 「そろそろ、部屋に戻るか?」 「うん、そうする。」 白雪は部屋に帰って行った。 「帰らして良かったのか?ゼン」 「うるさい、ハル。」 (ハルとは前にも出てきたゼンを守る人の名前) 「いや、白雪さんのこと好きなんだろ?」 「別にそういうのじゃないし!」 「見ろ、ノエル照れてるぞ。」 (ノエルは前にも出てきたハルと一緒にゼンを守る人の名前) 「いつものことよ。」 「そうだけど、今日のはいつもより顔が赤いぞ。」 「ホントね。」 「お前らうるさいぞ!」 「また照れた!」 「これぐらいにしときなよ、ハル。」 「うん。」 白雪はゼンの部屋がうるさくて気になった行ってみた。
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