ゼンは白雪がいたほうが…。

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ゼンは白雪がいたほうが…。

 ゼンの部屋に行ってみると、ハルとゼンとノエルが喧嘩をしていた、そして、白雪が部屋に入ると、 「白雪どうしたの?」 「なんか騒がしかったから見に来たの。」 「ゼンこそ何をしているの?」 「お!白雪いい所に来たな。今からゼンの気持ちを明らかにするところなんだ。」 「ゼンの気持ち?」 「そうよ、ゼンの気持ちよ。」 「何の?」 「もー黙れよハル!」 「なんでだよどうせまた今度伝えるのだろ?」 「言わねーよ!」 「じゃあ諦めてやる!」 「どうも!」 「私そろそろ部屋に戻ったほうがいいかな?」 「いや、むしろいてくれ。」 「そうね、今からゼンのお仕事タイムが始まるものね。」 「なんで、ゼンの仕事に私がいるの?」 「それは…えーと、白雪がいたほうがゼンの仕事の速さが早くなるからかな?なーゼン。」 「そんなことねーし。」 「まー、白雪そこに座っていてやってくれ。」 「うん、私は別にいいけど。じゃあ、魔法の勉強をするために、本を取ってくるね。」 「分かった。」 「じゃあ、俺らはあっちに行ってくる、なー、ノエル。」 「そうね。ゼン頑張って。」 「何をだよ?」 「仕事ともう一つのやつ。」 「なんだよ!もう一つって!」 「まーまー、じゃあ行くか。」 そして、ハルとノエルは部屋を出た、その後白雪は本を取りに行った、 「本取って来たよ。」 「もー帰って来たのか?」 「うん、やっぱり部屋に帰ったほうがいいかな?」 「いや!ここにいてくれ、頼む!」 「う、うん良いけど。」  そして、ゼンと白雪は作業を始めた。  時間はたち18時になった、 「ゼン様夕食の時間です。」 と、執事がやって来た、 「白雪様も一緒でしたか。」 執事は私達のことをじっと見てから、 「お二人一緒に食事をなされますか?」 「いいのか!?」 「はい!」 「白雪はいいか?」 「良いけど…、ゼンと二人で?」 「ああ、そうだが嫌か?」 「そうじゃないけど、なんか緊張する。」 「それでは、お食事をゼンさまのお部屋で食べられますか?」 「そうする、二人分用意させてくれ。」 「かしこまりました。失礼します、あと白雪様少し良いですか?」 「今は大丈夫てす。」 「でしたら、少しこちらに来てください。」 「わかりました。」 そして、廊下に出ると執事が 「私が緊張しないようにします。」 「そんなことできるの?!」 「はい!今食事を用意させています、その間にお着替えをしましょう!」 「わざわざ?」 「はい!こちらです。」 そして、一つの部屋に入った、そこにはたくさんのドレスがつまっていた 「これのどれかを差し上げます。やはり白雪様はピンク色のドレスがお似合いだと思います。」 「そうかな?」 「はい、絶対ようです。ゼン様もお喜びになられると思いますよ?」 「分かった、ピンク色のドレスにするわ。」 そして、ドレスに合うティアラもくれた、 「お似合いですは、ゼン様もきっとお喜びになられますよ。」 「ありがとう。」 ちょうど食事が出来上がった。  そして、部屋に戻ると、ゼンが待っていた。 「どうしたんだ白雪そのドレス。」 「さっきの執事さんに着せてもらったの。」 ゼンは照れくさそうに 「似合っているよ。」 と言った、白雪は嬉しかった、その後食事を始めた、食事を終えて、白雪は今 度の舞踏会のダンスの練習をしなければならないので、 「私そろそろダンスの練習に行くよ。」 「そうか、ここで練習しないか?」 「ゼンに悪いし。」 「じゃあ、ここでダンスの練習をしてくれ。俺が白雪の先生になるから。」 「そこまで言うなら。分かった、よろしくおねがいします。」 「こう見えてこの国で2番目にダンスがうまいんだからな!」 「それはたくましいわ、じゃあ、1番は誰なの?」 「お兄様だよ。」 「そっか。」 「じゃあ練習始めるぞ!」 「はい!」 そして練習は終わった、 「じゃあ、また明日ね。」 「ああ、また絶対に来てくれよ!」 「うん、そのつもり。」 白雪は自分の部屋に帰っていった。
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