1.夜のサブスク契約

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「かわいい……」 「えっ?」 「いつもこんなかわいいの付けてるんですか?」  オフホワイトの下着は、お気に入りのブランドのもの。褒められれば素直に嬉しくて、頬が熱くなる。  元カレはあんまり褒めてくれなかったな。というか、下着を褒められたのは初めてかもしれない。  ちゅっと鎖骨のあたりを吸われると、ビクビクッと体が震えた。  体に唇を当てられただけで、全身が粟立つ。なに……これ。 「いやだったら、途中でもちゃんと言って」 「ねぇ、永井くん、あの……」 「抱かれるときくらい、名前で呼んでください」 「え……あ、あつと?」 「俺も呼んでいいですか? 名前」 「う、うん……」 「花音? 確かめよ、セックスの相性」  少し低い声に頭がしびれる。するすると首筋から鎖骨へと下がってきて、  胸の間をそっと舐められる。それだけで腰が浮いた。 「んんっ……」 「我慢しないで?」  じっと彼の顔を見つめる。ほんの少し頬を赤く染めた彼が何も言わずに、そっとブラを下にずらす。 「大丈夫」  キスだけで固くなっていた胸の紅い先端が、彼の指できゅっと摘まれる。優しくくりっといじられて甘い声が漏れた。 「ひゃっ……あっ……んんっ!!」 「声、いっぱい聞かせて」  胸の先端をピンピンと跳ねられると小さく全身も震える。  ぢゅるっと吸い上げられると、声が甘くなる。片方はくいっと弄られて硬さがさらに増していく。    やばい、気持ちいい……。  想像を軽く超えてきた快感に身をよじる。  普通の経験値じゃなさそう。  永井くんの触るか触らないかくらいのソフトなタッチに、お腹の奥がきゅんとして声が漏れるのを止められない。
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