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「かわいい……」
「えっ?」
「いつもこんなかわいいの付けてるんですか?」
オフホワイトの下着は、お気に入りのブランドのもの。褒められれば素直に嬉しくて、頬が熱くなる。
元カレはあんまり褒めてくれなかったな。というか、下着を褒められたのは初めてかもしれない。
ちゅっと鎖骨のあたりを吸われると、ビクビクッと体が震えた。
体に唇を当てられただけで、全身が粟立つ。なに……これ。
「いやだったら、途中でもちゃんと言って」
「ねぇ、永井くん、あの……」
「抱かれるときくらい、名前で呼んでください」
「え……あ、あつと?」
「俺も呼んでいいですか? 名前」
「う、うん……」
「花音? 確かめよ、セックスの相性」
少し低い声に頭がしびれる。するすると首筋から鎖骨へと下がってきて、
胸の間をそっと舐められる。それだけで腰が浮いた。
「んんっ……」
「我慢しないで?」
じっと彼の顔を見つめる。ほんの少し頬を赤く染めた彼が何も言わずに、そっとブラを下にずらす。
「大丈夫」
キスだけで固くなっていた胸の紅い先端が、彼の指できゅっと摘まれる。優しくくりっといじられて甘い声が漏れた。
「ひゃっ……あっ……んんっ!!」
「声、いっぱい聞かせて」
胸の先端をピンピンと跳ねられると小さく全身も震える。
ぢゅるっと吸い上げられると、声が甘くなる。片方はくいっと弄られて硬さがさらに増していく。
やばい、気持ちいい……。
想像を軽く超えてきた快感に身をよじる。
普通の経験値じゃなさそう。
永井くんの触るか触らないかくらいのソフトなタッチに、お腹の奥がきゅんとして声が漏れるのを止められない。
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