1.夜のサブスク契約

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復讐なんて、本当にできるのか心配だったけれど、敏腕な相棒を迎えて、なんとかできそうな気がしてくる。  復讐を成し遂げられるという予感とは何か違う。ほのかに紅い、ふわふわとした気持ちが胸の奥にある。  これは、なんだろう。  淫らで、甘くて、執拗に攻められた感覚が、お腹の奥で疼いていた。 「藤原さん」 「ん?」  キウイをごくんと飲み込んで、彼の顔を覗き込む。 「今晩もいいですか? サブスク」 「はぇ!? き、きょうも!?」 「予定ありました?」  予定はない。今晩も抱かれて、体がもつのだろうか。それでもきゅるんと目を潤ませて見つめられると、ダメとは言えない。  なんだこの圧倒的ワンコ感は。あの強気で冷たい彼はどこへ行きました? 「わ、わかった……」 「よろしくお願いします」  ニコニコと微笑んで、トーストを、口に運ぶ。えっと……これは、誰?  冷たい印象だった永井くん、子どものようにかわいらしい笑顔に小さく息をついた。
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