2.復讐計画

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 長いまつ毛に、端正な顔。  とろけるような優しいキスに、そっと目を閉じる。  キスしたまま、彼の手がそっと服の下から入ってきて、下着越しに胸を触られる。 「んぅっ……」  思わず彼のスウェットの胸のあたりをぎゅっとつかむ。後頭部に添えられたもう片方の彼の手にぎゅっと力が入って、キスを深くなる。  ゆっくり歯列を割って入ってきた舌が、私の舌をそっと絡めとる。適度に入れてくれるブレス。彼のくりんとした瞳とほんの一瞬目が合うだけで、頬が熱くなった。  やばい気持ちいい……。  そのままソファに押し倒されて、ルームウェアをめくり上げられる。  永井くんは紅く、硬くなった胸の頂をそっと口に含んで、丁寧に舌で転がす。  じゅるっという蜜音が、脳内を痺れさせる。もう片方はくいっとつままれて、快感に身をよじった。 「ああっ!! んんっ」 「声、かわいい」 「やだっ、……あっ」  いくらなんでもこんなに明るい中じゃ恥ずかしすぎる。私は彼の胸に手を置いてほんの少しだけ押し返した。彼がパッと顔を上げて、覗き込んでくる。 「いやでした?」 「あの、えっと、そうじゃなくて……」 「?」 「は、恥ずかしいの。こんなに明るい中でしたことないから……」  ふーん、といいながら彼は少しだけ口角をあげた。すごく意地悪そうな顔にぞくっとする。
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