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「恥ずかしいこと、いっぱいしよ?」
そう言って彼は、ショーツの上からすーっと気持ちのいいところをなぞる。
もうとっくにとろとろになっていたそこは、ショーツの上からでも潤いを感じるほどだろう。
「で、でもっ……あんっ」
ショーツのクロッチを退けて、彼の指が小さな蕾を刺激する。くちっと水音がして余計に恥ずかしさが募る。
「電気つけてしたことないってことでしょ?」
「ないっ、よ!! っんんっ」
イヤイヤと首を振り、それでもやめてくれない。とめどない刺激に身体がビクッと震えた。
「ここでしたい」
「んんっ……だめっ……あああんっ」
ぐっと蜜壺を彼の指が進んでくる。的確に私の感じるところをとらえてぐいっと押されると、腰が浮いた。
「ソファ……よごれ、ちゃうからぁっ」
「いいよ、汚しても」
「らめらって、そんな、のぉ……」
「無自覚」
そう言われて、また唇を塞がれる。さっきよりも激しく舌を絡めてきて、思考が止まる。
いつのまにか着ているものをすべて脱がされて、煌々とした明かりの下で、彼にじっと見つめられていた。
「み、見ないで……」
「花音……」
夜のサブスク契約なんて、一方的に抱かれるだけ。感じる間もないまま、性欲のはけ口になるのだと思っていた。
でも思っていたのと全然ちがう。こんなに甘い時間になるなんて、想像してなかった。
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