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多分、今の自分が小説を書く理由としてあげるとするならば『''自分''が''自分''であるため』だと思います。
今までは簡単に言うと、自分の妄想が他人に提供できたらなって思っていたのが今では完全に自分勝手な理由になってしまいました(苦笑)
そうなんです、私は自分勝手なんです。
小説を書き始めてからかな……期待とかその人の思っている目標に答えたいのに、自分が未熟すぎて、毎回その目標に届かなくて……。
今まで自分の武器だと思っていたものがいつの間にか、手元から離れてどんどん出来なくなっていって。
何をしても80点までしか取れなくて、どこかの分野で100点を取れるような何かの才能に秀でている人やそのぐらい死物狂いで努力している人には到底、叶わなくて。
そんな''ダメな''自分がもうどうしようもない人間に思えて。
どんなに頑張っても足掻いてもただただ沈んでいくだけで。
海の中で言えば、上も下も見ても真っ暗、光なんてどこにも無くて。
怒られて、そのたびに自分に絶望して、アンタなんかいらないって言われているみたいで……。
怒られるのが嫌で、私は他人に意見を言うことを諦めて、言われたことには自分の意見関係なく肯定するようになって。
頭の中に靄がかかってように考えるという行為ができずらくなって。
何をやるのが好きなのか、自分は何をしたいのか、全部がどうでもよくなって……自分だけじゃ何がしたいのか、どうしたいのかすら決められなくて。
それでも怒られる日々は変わらなくて。
こんな''ダメ"で"いらない''人間ならいっそ、''此処''にいる必要は無いんじゃないかって思うようになったんです。
――同時に''消えたい''って思うようになったんです。
その気持ちは今でも変わりません。
じゃあ、なんで小説書いてるんだよ、ってなりますよね。
それは、さっき書いた''自分''が''自分''であるためっていうのもあるんですけど、それでも『届けたい』っていう気持ちは変わらないっていうのもあります。
どんなに自分の存在がブレても、どんな''ダメ"で"いらない''人間だとしても私と同じように自分の置かれている状況に絶望している人や、悩んでいる人、落ち込んでいる人たちの避難所になれたらな、って思うんです。
まだ、どこかで私のことを必要としてくれる人がいるならば、私はまだ"此処"に居たいって思うんです。
他人より自分の心配をしろって思うかもしれませんが……自分のことは正直に言って、半分ぐらい諦めています()
勿論、暇つぶしの方や面白いから読んでくださる読者様も大歓迎です。
それに、この小説の中は私が唯一、本当の自分で居られる気がするんです。
自分が今、一番伝えたい感情を小説に込めることができるから。
私は外では何も悟られないように、仮面をつけて過ごしているので……。
その押し殺したどうしようもない感情を小説と言う場所で吐き出すことができたのなら。
それはそれでアリなんじゃないかなって。
でも、私がどんなに偽ったって、暗くて陰キャで友達が少ないって言うことに変わりは無いんですけどね(笑)
この小説を書いているときは『何も感じないダメでいらない人間』の私で居られる気がするんです。
だから、私は今でも小説を書いています――。
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