私は、白金雪。高校2年だ。毎日、フツーの生活を送っている。そんな中6時間目、私の第2の生活が始まり、終わった。そう、これは私の始まりと終わりの物語だ。

1/1
前へ
/1ページ
次へ

私は、白金雪。高校2年だ。毎日、フツーの生活を送っている。そんな中6時間目、私の第2の生活が始まり、終わった。そう、これは私の始まりと終わりの物語だ。

「将来の夢についての作文は今日の放課後までだ。ちゃんと提出しろな。」 「はーい」教室にいる全員が返事をした。 ぼーとしていたら放課後になってしまった。 ガラガラ。「おい、白金。作文提出しろよ。あと、お前だけだからな。」 「先生、将来ってなんですか?これって書かないといけないんですか?」私は、ボソっと言った。すると、「なにを言っているんだ。書かないと成績を落とすぞ。まったく。」 先生は、あきれてどっかに行ってしまった。 将来という言葉を教えてもらったことがない。何故か。それは、当たり前のように使うから。なんて考えてると… 「どうしたの?困ってるようだね。ふむ、作文か。手伝ってあげる。」とやわらかい声。顔を上げてみると、髪の色は黒でうちの高校の制服を着ていて十字のネックレスをしている。この人は、 「綾小路さん。」そう、学校一イケメンと呼ばれている綾小路玲。毎日学校の校門でファンの子がいっぱいいる。有名だから覚えてる。同じクラスでよく目が合う。席は、遠いけど。 「何故ここにいるんですか?」と言ったら、すぐに答えてくれた。 「君のこと前からずっと気になってた。君、何になりたい?それになって何がしたい?」 「私の質問に答えて下さい!」驚いた顔だったが、笑顔で答えてた。 「君が悩んでたから。これで良い?あと、敬語は入らない。同じクラスでしょ。玲で良いよ。答えたし、俺の質問に答えてもらおうか?」この人…玲は、こんな人だったけ? 「何になりたいか…普通の人でいたい!普通の人になって普通に暮らしたい。」玲は驚いていたけど笑っている。おかしな事言った? 「面白いね、雪。良いじゃん。それをかけば良いんだよ。」今、雪って言った?まあ良いや。お礼を言わないと。 「あの!ありがとう…玲」 「良いよ。これからも仲良くしような」と言われた。って言うか聞きたいことがあるんだけど… 「玲、キャラ違くない?」玲はすぐに答えた。 「そうか?雪がそう思うならそうなんだろうな」と言っていたら… 「雪、前からお前が好きだ。俺と付き合ってくれない?」うんうん…ん?今なんつった?さらっとすごいこと言ったよね。でも、玲と一緒にいると暖かい。 「いいよ」私は、笑顔で言った。 「作文提出してくる!」と言って私は、ダッシュで提出して来た。それから、一緒に途中まで帰って、寝て朝になったから起きて準備してドアを開けたら、玲がいて…って言ってるけどすごいよ!?って言うかなんで私の家知ってるの。ちょっと引くよ。 「おはよう!一緒に学校行こ!」そしてすごい可愛いくて元気!なんか玲の周りが明るい。 「おはよう…学校行こっか。」学校に向かっている最中色々な話をした。これはまた別の話しだ。校門に入ったら、ってすごい睨まれてるー!女子たちが近づいて来た。 「おはようございます。綾小路さん!隣にいるブサイクな地味女は誰ですか?」うわ、すごい言われようだ。恐る恐る玲を見ると…あぁ、怒ってるね。玲は、口を開いた。 「そうだね、ブサイクだね。可愛くない。」 うん?今なんつった?女子は、言った 「そうですよね!そんな女より私といる方がずっといいですよ♪」女子はテンション上がってきてるよね。すると玲が、 「何を言ってるの?ブサイクなのは、あんただよ。この子は、僕の彼女だし。ほら。」うん?なんのほら?あっ⁉︎私の髪ゴムと眼鏡が! 「ちょっと、玲!返してっ!」大声で言った。すると玲が 「こっちのが可愛いよ。」うぅ。可愛いって言うのは反則だよ。このあとの話はご想像にお任せします! 私の夢は見つけられた。 《私の夢は、普通の人になって、普通に暮らしたい!》 ある日突然に起きた事。それは… 玲が死んだ。校門前にいる女の子が殺したんだって…
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加