泣いたシイタケ

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 次の日曜日もふたりは公園にやってきました。  シイタケさんは元気に大きくなっていました。 「よかったね」  元気なシイタケさんを見て、ふたりはホッとしました。  公園の管理事務所のおじさんに聞いてみたら、あれはやっぱり本物のシイタケで、ときどきこの公園ではえてくるのだそうだ。 「そだったシイタケはどうするの?誰かが食べるの?」 「大きく育ったシイタケは、干しシイタケにして、市長さんにプレゼントするのさ」 「ふーん、美味しいかなあ」 「おう、いつも市長さんは喜んでくださるよ」
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