二日目

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「これでよし。さぁ、仕上げだ」  男は私の口にビンを突っ込み鼻をつまんだ。抵抗しようにも力が入らない。 苦い液体が喉に詰まって激しく咳き込むが、容赦なく男は液体を流し込んでくる。  息が吸えない、苦しい、たすけて……そんな言葉が脳裏をよぎるが声にはならない。 「お前らにも俺らが見てきたを見せてやるよ」  男のそんな声を聞きながら私は意識を手放した。
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