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後ろに隠し持っていたブツをユウくんに見せる。
「え?それ、僕のお気に入りのガ◯プラ?」
「そう。ユウくんが大事にしてるヤツ」
「なんでそれが今、ここで出てくるの?」
私は立ち上がり、ユウくんに微笑みかける。
「こうするのっ」
手をふっと離したら、プラモデルはそのまま一直線に落下して、ガシャンッと床に叩きつけられた音がした。
「あああああーーっ!」
ユウくんが顔を覆って悲観にくれる。
「まだよ」
容赦なく、私はハンマーを振り下ろした。
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