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「ユウくん、ユウくんっ」
反応がないから段々と揺さぶりも大きくなる。
「ん……?沙耶ちゃん?おはよー」
「おはよう、じゃないの!まだ深夜!迎えにきたんだから起きて!」
寝ぼけてるユウくんのほっぺたをペチペチと叩く。
「迎え〜?ここ、どこだっけぇ?」
あまりのご機嫌ぶりに、ブチッとくる。
「わざわざこんなとこまで迎えに来たんだよ!さっさと車に乗って!」
耳元に大声でまくしたてた。
さすがに頭に響いたみたい。
「はい、帰ります……」
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