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「ほんっとうに、ごめんなさいっ」
向かい合って、ユウくんは床に頭を擦り付けて土下座した。
あの後、なんとかユウくんを車に乗せて帰ってきた。
ユウくんは車の中で爆睡してたので、もう起こさないで、そのまま車中泊。
無事連れて帰ってきたんだし、それくらいいいよね?
鞄は飲んでいた居酒屋に忘れていったらしくて、これも無事見つかった。
運良く財布とかも無事だった。
なんだかんだでついてるんだよな、この人。
色々やらかしても大抵なんとかなってしまう。
あとは、愛嬌か。
今もそう。捨てられた子犬みたいに潤んだ瞳をされれば、どうしてもつい許してしまいたくなる。
でもこのままじゃ良くない。絶対よくない。
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