重尾

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3 ☆    ☆ 「重尾、お前の方はどうなんだ」 重尾は、シラユキと『ニエベス』のことを高橋に報告した。そんな重要な情報は、口頭ではなく文書できちんと報告しろと𠮟られた。 「ふん、しかしその『ニエベス』はだいぶ怪しいな。そのシラユキと言う女の子も、未成年なら保護も考えなければならんだろう」 「・・・はい」 「『ニエベス』の所有者などはこちらで調べておく。お前は現場に足を運べ」 「はい」 「今すぐだ」 重尾は弾かれたように動き出した。
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