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あった…
えっと2022年度の在校生のやつだ
確か女の人は
髪の毛が長くて
ストレートで
目がぱっちりしてたよな
夢の中だけど
なんとなくなら分かる
えっと、1年生から見ていくか
うーん
この学年、ストレートでロングヘアーで目がぱっちりの人多くない?
全然わかんない
スタッ、スタッ、
「きゃははっどこかなぁぁ」
また来たんだ
なんで今日は学校なの?
あれ夢の中だと家の近くに来たから
来るもんだと思ってた
だから来なくて一安心したのに
「舞来たかもしれない」
「うん、足音が聞こえるし声も聞こえる」
一也が私を抱いて、角に2人で座っている
いたたた…
毎回切られたところは
痛みがあるから
そろそろ限界に近い
今の所、3箇所は切られている
同じ場所もあるから、それ以上に痛い
「あははっみいつけた」
やばいみつかってしまった
「舞逃げるぞ」
「無理もう痛い走れない…」
そんなことを言ってると
その女の人はもっと近くに来た
「おっ、おま、、、え、の、せっせい、だ」
えっ私?
なにかしたっけ
そんなことを考えている暇はなく
また今日も私は
その女に刺されてしまった
「わっ私の、なっ何、が悪いの!」
「舞、落ち着いて」
「落ち着けるわけないでしょ。なんで一也も落ち着いているのよ…」
どうして一也が落ち着いているのか分からない
だって今彼女が目の前で
知らない女の人に刺されたんだよ
それなのに、すごい落ち着いている
それも気に食わない
いつも一也は私が殺されるのを見てるだけ
私は一也の前で殺されるだけ
理不尽だ…
「きゃははっまだだめだった?じゃあこれで…」
グサッ…
今日も私は
あの女に殺された
2日間でわかったのは、髪が長くストレートで目が大きいのと、
手紙があった
それと、一也に離れろって言われてから
涙を流していたことだけだ。
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