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ドサッ、、
いたたた、、
「まぁてぇぇぇえ」
「舞早く」
どうしよう
怖くて動けない
怖い
体が動かない
その女の人は
刃物を持っていて
もう追いつかれたら命はなかった
けど幽霊と私たち人間のスピードは違くて
「舞、、、」
シュパッ…
私は
その知らない女性に
殺されたのだ
はっ、
なんだ夢か
嫌な夢見たな
でも痛た、、なん、、
昨日切られた首は赤く腫れていた
これは夢だったの?
それとも本当にあったことなの?
教えてよ
一也にLINEしてみるか
「ねぇお母さん達いる?」
もし夢と一緒なら
この街にいる人はいないから
でも案の定
お兄ちゃんとお母さんは出かけていた
「いない、けどもしかして舞もあの夢見たの、?」
あの夢
という発言で
私は体が凍りついた
そう。同じ夢を見たのだ
しかも殺されるという夢だ
「ねぇその夢ってさ、私が殺される夢…?」
「そっそうだ。この街の人誰もいなくて女の人に舞が殺された」
この夢だ
私が知らない女の人に殺される
そのラインをしたあと一也は私の家にダッシュ出来てくれた
「はぁ、はぁ、やっぱり誰もいない。もしかしたら夢とおなじになってるかもしれない…」
嘘、ってことは私はまた今日も知らない女の人に殺されるってことじゃん。
いやだ、こわい、
「大丈夫だ。俺が守ってやるから」
「一也…」
ぎゅっと抱きしめてくれた
けどそんな幸せな時間もつかの間
私たちは学校へ一緒に向かった
この後
夢の中では
道を曲がったあとに、私は知らない女の人に殺された
そう今その角の近くにいる
「夢の中だと、舞はあそこの角を曲がった時に転んで殺された」
転ばなければ殺されないのかな
なんて考えるけど
スピードが異常だった
人間の速さじゃなくて
きゃはははって笑いながら走ってきた
で、私に馬乗りして
私の首を切った
「舞…行くよ、、準備はいい?」
「うん、この道しかないもんね」
するとやっぱり
その夢の中であった
女の人はいた
こっちに気づいたらしく
にこって笑いながら歩いて近寄ってくる
「ねぇ!一也逃げないと」
「そうだな。舞逃げるよ」
2人で手を繋いで走った
女の人はやっぱり
追いかけてくる
「きゃはははっ、あははははは!!」
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