12月2日

3/4
前へ
/7ページ
次へ
刺されてしまった けど意識はある 痛い…けど馬乗りにされているから逃げれない 「おいお前舞から離れろ」 一也がそう言うと ちらっと見れた顔から 涙が垂れていた え?この女の人は なんでないているの? 泣いている顔と目が合った私は またその女の人に さされて、死んだ んっ、 これが夢なのかは分からないけど また目が覚めた その夢と同じことが起きるなら なにかの手紙を私は拾って、あの女に馬乗りされ、 あの女が泣くということになっている 本当にこうなるのかは分からないけど でも あの手紙がヒントかもしれない あれ、夢の中での洋服って 病院の入院着だったような てことは 体が弱かったってこと? 私たちの学校の生徒ってことは もしかしたら図書室に、名前が書いてある本があるかもしれない で、なくなっている人なら分かるかも 「また起きた?」 このラインが来た直後 私は家を出た もう誰もいないのは分かっている。 親も友達も先生も お兄ちゃんも 私のお兄ちゃんと一也のお兄ちゃんも仲がいい だから、4人でよく遊んだりしていた またいつか その日常に戻れるのかな 「うおっ、舞どうした?」 「行くの…」 一也はポカーンとした顔で、どこに?と聞いてきた 「学校。私たちの学校に行くの」 「なんで?」 「いいから、早くしなきゃ」 2人で手を繋いで、私たちの学校に行った やっぱり案の定 誰もいなく 図書室まで走っていった えっと、名前が書いてある本… どこにあるの? 「一也、真剣に探してよ」 「なにを?」 「歴代の卒業生、在校生が書いてある本だよ」 ふーんというと探し始めた ちゃんと探して欲しいんだけどな あっ、
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加