12月1日

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12月1日

「舞、これからもずっと一緒だよ」 「もちろん。一也約束だよ」 「うん。約束」 その後バイバイと言って帰った もう寝ようかな、眠いし… 夢の中 ねぇ、、君、、、あいつから離れなさい… そうしないと 一生この世界から抜け出せないよ…? だれ、、?誰の声? 教えて、、? はっ… なんの夢だったんだろ… あれ?お母さん、お兄ちゃんいないのかな いつもは朝からうるさいのに それなのになんで…ってあーぁ! 7時40分 もう一也が迎えに来ちゃう どうしよう 寝坊してる暇じゃない… 「ちょっと!なんで起こしてくれ…」 あれ本当に居ない… 2人ともどっか行っちゃったのかな ピーンポーン どうしよう。もう来ちゃった ガチャッ 「ごめん寝坊しちゃって、、」 えっなになに 急に 家に入ってきた 「ねぇ、今日って平日だよね」 何当たり前のこと言ってるんだか 今日は2022年の12月1日の木曜日 カレンダーに書いてあるのだからそう。 それなのになんで一也はそんなこと言ってるんだろう 「一也、どうしたの?」 「それが、この街誰もいないんだ」 ……えっ? いないってどういうこと? だれも? クラスの人も 学校の人も? 「いやみんなって訳じゃないでしょ。お隣さんとか…」 「それが、誰もいない学校も見てきたけど誰もいなかった」 今日エイプリールフールじゃないよね 一也どうしちゃったんだろ まぁいいや1回外出ればいいか 「一也行こ」 と言って一緒に外に出た すると 冷たい風が全身に来た 確かにお隣さんはいない けど ここだけかもしれないからと言って一緒に歩いている。 「一也あそこに女の人いるよ?」 ほらやっぱり、いないわけが無い 私たちと同じ学校の制服を着ていて 髪の長い女の人だった 「まて舞行くな」 その女の人に声をかけようとしていた私を止めた 「なんで止めるの?」 すると震えながら 「あっあいつこ、この世界の人じゃない」 今日の一也どうしちゃったの? なんかすごいおかしいよ と思って一也に嘘はやめてって言おうとした その時 「あっぁぁぁみいつけたぁぁ」 と、その女の人が振り返って私たちを見てきた 「舞逃げるぞ」 と言うと私の手を引っ張った えっなに、何が起きてるの? あっ危ない…
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