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穂高の目をかいくぐって、凛の大学までやってきた。
門の前まで待ってると、凛がやってきた。周りには女達が凛を囲んでいた。
「桐生くん、遊びに行こう?」
「私とカラオケに行くの!」
「食事に行きましょう!」
どんどん女達がグイグイ凛に詰め寄っていた。
「え?猛さん!」
凛が俺に気がついて、こっちにやってきた。
「来てくれたんですか?」
「お前がこないからな。」
「父さんに止められてて。」
「うちもそうだけど、逃げてきた。」
「さあ、行きましょう!」
いきなり俺の腕を掴むと走り始めた。
俺はそれに従うしかなかった。
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