13人が本棚に入れています
本棚に追加
ラブホを出るとうちの近くまで送ってくれた。組のやつらに見つかると大変だから近くまで。
「じゃあ、また。猛さん。」
「また会えたらな。」
「考えてることがあります。」
「何だよ?」
「次に会ったら話します。」
「…。分かった。」
家に帰ろうと歩きだしたら、そこに穂高が立っていた。
「穂高?」
「桐生のと2人でラブホで何してたんですか?坊っちゃん。」
「お前!?跡をつけてたのか?」
「坊っちゃんの様子がおかしかったんで。」
「怒るなら僕を!僕が猛さんを抱いたんです。」
「同意のもとじゃねーと?!それだったら、ますます許せねえな。」
「穂高!待て!俺も凛が好きだ。」
「坊っちゃんは組の跡取りですよ?忘れたんですか?」
「忘れてねーよ。でも好きになったら仕方ねえだろ!」
「オヤジにこれからお二人で会ってもらいましょうか?」
「…。」
やっぱりそうなるよな。
最初のコメントを投稿しよう!