キスとチャカと。

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ラブホを出るとうちの近くまで送ってくれた。組のやつらに見つかると大変だから近くまで。 「じゃあ、また。猛さん。」 「また会えたらな。」 「考えてることがあります。」 「何だよ?」 「次に会ったら話します。」 「…。分かった。」 家に帰ろうと歩きだしたら、そこに穂高が立っていた。 「穂高?」 「桐生のと2人でラブホで何してたんですか?坊っちゃん。」 「お前!?跡をつけてたのか?」 「坊っちゃんの様子がおかしかったんで。」 「怒るなら僕を!僕が猛さんを抱いたんです。」 「同意のもとじゃねーと?!それだったら、ますます許せねえな。」 「穂高!待て!俺も凛が好きだ。」 「坊っちゃんは組の跡取りですよ?忘れたんですか?」 「忘れてねーよ。でも好きになったら仕方ねえだろ!」 「オヤジにこれからお二人で会ってもらいましょうか?」 「…。」 やっぱりそうなるよな。
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