キスとチャカと。

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「仕方ねえ!うちのをくれてやらあ!猛もそれがいいんだろ?」 「…。そうだ。」 「分かった。組は穂高が継ぐ。お前達は勝手に好きにやれ。」 「オヤジ!それはなんねえ!」 穂高が喰い下がる。 「いいんだよ!」 「ここを出たら坊っちゃんはどうするんで?!」 「僕が1人暮らしをしてますので、お気遣いなく。」 「どうせ桐生のに出してもらって生活してるんだろ?そんなやつに坊っちゃんを任せられるか!」 「言ったでしょう?株でマンションも生活も大学の費用も賄えてるんで、大丈夫です。猛さんとの会社の儲けも経営がうまくいけば、大学行きながら2人で暮らしていくくらいは出る計算なので。」 そこまで考えてるなんて俺も知らなかった。 じゃあ、俺はここを出るしかないじゃねえか。 「オヤジ、今まで世話になったな。」 「おう!もう戻ってくるな。ここはもうお前の家じゃねえ。」 「おう。分かった。」 そして俺は凛と部屋に荷物を纏めに移動した。
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