彼女
4/4
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
15人が本棚に入れています
本棚に追加
/
25ページ
その声は、よく知っていた。その顔も、その香りも、そのすべてを。男性なのに少し高めで通る声。長いまつ毛に少し切長の目。甘い、桃の香り。 ああ、そうか。 「ゅ、シュゥ」 「あと、俺の妹の名前を気安く呼ぶな」 あの桃の香りは、姫乃から香るそれと、よく似ていたんだ。 シュウトが持つ笛が私の頭に強く叩き込まれたが、3度目の鈍い音はもう聞こえなかった。
/
25ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
15
スターで応援
163
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!