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『もやしもん』に救われた話
昨日授業で小2の子達にレオ・レオニさんの『フレデリック』と言う絵本を読み聞かせたんですけど、その中で野ネズミたちが住んでる牧場に〝サイロ〟が出てきまして。
子供達に「図書室の先生ぇー、サイロってなにー?」と聞かれて「牧草なんかを発酵させるための建物のことだよ」と答えたんですが、当然次は「発酵ってなに?」と聞かれるよね🤣
「発酵は小さな生き物が食べ物なんかの味や匂いや形を変える働きのことだよ。納豆は大豆からできてるけど大豆とは違う匂いがしたりネバネバになってたりするよね? あれが発酵。ヨーグルトも牛乳とは味も匂いも違うよね? あれも発酵。小さな生き物が人間にとっていい働きをしてくれたら発酵食品になって、悪い働きをしたら…さぁてどうなるでしょう?」と問いかけたら「まずくなる!」と🤣
うん、ある意味正解だよね。
「そう、不味くなって食べられなくなること。それが腐敗。腐って食べ物が食べられなくなっちゃうのが腐敗だよ。で、この絵本に出てきたサイロは牛たちのために牧草なんかを食べられる発酵食品に変えるための入れ物ね」と話しました。
「発酵させると、させる前より栄養が増えたりお腹に優しくなったりするんだって。すごいよね!」
としめくくったんですけど…さて、分かってくれたかどうか。
大人相手なら「牛たちの食べ物を発酵させるための発酵蔵です」で済むサイロの説明。
子供(特に小さい子)相手だと説明の難易度が爆上がりするのがっ😱
司書としての能力以外も求められる。
それが学校図書館司書なんですよね。
子供達にとっては、学校にいる大人はみんなすべからく〝先生〟だから。
「私、先生ではないのですっ!」は通用しなくて…日々「ひっ!💦」の連続です。
ちなみに今回サイロの説明が何とか出来たのは『もやしもん』のアニメを子供達と観てたから🤣
↑もやしもんは微生物が肉眼で見えちゃう〝もやし屋〟の男の子が主人公のお話です。
あ、もやしって言っても野菜の方のもやしじゃなくて、「もやし」って呼ばれる種麹菌を生産しているお店のことです。
漫画やアニメの知識だってバカにはならない。
ので、私は我が子らが漫画を読むの、小説を読むのと同じくらい大切だと思ってます♥
なんでもいいのよ。
興味持ったら読めばいいさー。
そしてどんどん色んなものを吸収しちゃえ!
我が子らが本なんかを読んでるときに「母ちゃん○○ってどう言う意味?」って言葉の意味を聞かれても、私は基本我が子らには答えを与えません。
辞書をひくなりウェブで検索するなりしなさいな。
自分で調べないとものにならんからね。
そう言って自分で調べさせてます💦
↑職場との差🤣
(2023/02/25)
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