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※※※
朝のバスターミナルで。
「……落としましたよ」
振り向くと、ICカードを持った君がいた。
…さっき凄い勢いでぶつかってきた人がいたから、その拍子に落としたのか…
僕は君の顔を見てハッとなった。
「涼花…」
「え?」
君はキョトンとした。
「あ、いや、ありがとう」
僕はカードを受け取った。
君は少し微笑んで向こうをむいて歩き出した。
僕は君の後ろ姿から目が離せなくなった。
涼花…
何だやっぱり僕の前に来てくれたんだね。
今度こそ離さないよ…
君は僕のモノだからね…
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