どうにか成人まで育ちました

お手本は

小学五年生の頃、旦那の会社の催しで、テーマパークに行く事になりました。
まわりは旦那の会社の関係者ばかり。
実に私の苦手な環境です。

そんな中、どうしたって顔を合わせれば挨拶しなくてはいけない人、いるんです。
そこで、娘に声がかかりました。
「娘さん？大きいね。いくつ？」
「小五です。いつも父がお世話になっております」

実に淀みなく挨拶しました。
これには私も、向こうもびっくりです。
私よりもしっかり挨拶できました。
「随分しっかりしてるねー。きちんと教育されてるんですね」
いやいや。何もしてません。
当時、娘はほぼ私と変わらない身長だった事もあり、発言も踏まえて、相当年上に思われたようです。

しかし「父」なんて外向きに使う言葉、教えた覚えはありません。
どこで覚えたんだか……
答えは翌週末にわかりました。

某名探偵アニメにて
「いつも父がお世話になってます」
ヒロインが使ってました。
これか！

いい教材となっていたようです。