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「そうすると、ミヤコは病気の体を抱えて生きていかなきゃいけない訳だが。自死の可能性は否定できないぞ」
「あいつがそのくらいで死ぬような玉かよ。それでなくとも、一度死んで甦った人間はしぶといのに」
「リリはそう思ってない。願いが叶えられていないことを知ったら、きっと怒る」
そんなことないと、ロウは否定した。
「こいつは怒らないよ。ミヤコが生きてて良かったって言うに決まってる」
ロウがわたしのシッポをつまんだのが分かったから、ピシャリと振り払ってやった。
でも、ロウの言う通りかもしれない。
眠気の中で、うとうとと考える。
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