東京都下の変なお客さん①(ラウンジ編)

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東京都下の変なお客さん①(ラウンジ編)

東京都下の知り合いのママのやっているラウンジでヘルプで働いていた時のお話です。 飲み屋さんには色々な人が居ます。 嫌なお客さん、良いお客さん、変なお客さん、色々居ます。今回は変なお客さんのお話です。 そのお客さんはママ目当てで来て居るのですが、不潔な感じで全然来ないのにメールばかりしてくるようなお客さんでママも嫌っていて、全く席につこうとしません。 なので、他の誰かがつかなければなりませんでした。 ある日についた際に霊感があるとか無いとかの話になり盛り上がりました。 そのような話が好きな様で楽しそうに話してきました。 私自身、少し霊感もあり知識も多少あるのですが、その方は自分も霊感があると嘘を言ってくるのです。 幽霊が見えるとか何となく嘘か本当か分かるんですが、嘘っぽかったので疑っていました。 言うエピソードが、どれを聞いても嘘くさくて、その後、座禅や瞑想などもすると言っていたので詳しく聞いてみました。 「えっ、座禅するんですか?どんな風にやるんですか?」 「こうやってやるんだよ。ここに力を入れて。」 座禅をする時はリラックスした状態で意識を眉間の上辺りに集中してやりますが、その方は眉間にシワを寄せながら顔を赤くしながら、うーんうーんと力を入れて小刻みに震えていました。 私はその瞬間、この人の霊感も嘘だなと確信しました。 そんなに力を入れても意味がありません。 その話を営業終わってからママに話すと、 「うん、あの人嘘つきだよ。嘘つきだし、お金使わないし、全然来ないくせにメールばかりしてきて、私嫌いなんだよね。だから、つきたくないのよね。」 「そうだったんですか…」 「うん。だからまた来たら宜しくね!」 「え〜やだ〜笑」 そんな話をしていました。 嘘つき以前に飲み屋さんではお金を落としてくれるかくれないかで待遇がかわりますからね。 そのママは、そのあたりハッキリしてますから、お金を沢山使ってくれる人に長くつくタイプなんです。 今回は、そんな嘘つきなお客さんの話でした。
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