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東京都下の営業②
営業には様々な方法があります。
まずは、とにかく自分のキャラを確立する事が重要かもしれません。
働く街にによっても変わってきますが、今回は東京都下の私の営業話をします。
私は営業が下手くそです。それに営業メールなども、面倒なので全然したくないのでマメには出来なかったのです。
なので、如何に会った時にハマってもらえるかが重要でした。
その中でお客さんに対しての行動なども重要ですが、キャラも重要でした。
本当の私は、ぶりっ子キャラでは無くサバサバした感じです。
だけど、男の人はぶりっ子をしてると分かっていても、何故か可愛く感じてしまう人が多く居るようです。
それに気付き、オットリのぶりっ子キャラをやっていた時期がありました。
すると、かなりリピート率が上がって、手応えを感じていました。
私はこれは良いぞと何人ものお客さんに、ぶりっ子キャラ営業をしていたのです。
特に喋り口調は優しくオットリとして、笑顔やボディタッチを駆使して接客していました。
何かちょっとしたお土産などをもらった時には
「嬉しい〜ありがとう〜」
など、内容は覚えてませんが、語尾を伸ばしたりオットリした雰囲気を出していました。
ですが、私は忘れっぽく、特に沢山来てくれるお客さんでなければ覚えられなくて、すぐに忘れてしまって次に来た時に自分がどんなキャラで接客していたのか忘れてしまうのです。
自分がこのお客さんにオットリぶりっ子キャラで接客したか、サバサバキャラで接客したか…
思い出せず、このぶりっ子キャラは辞めて元のサバサバキャラに戻す事にしたのです。
さて、どんな風に自然に戻すか…悩みましたが、既にお客さんの隣に私はついているのです。
考える時間は、ほとんどありません。
私は考えた結果…
最初、ぶりっ子キャラからの自然にサバサバキャラにしていく事にしました。
良く間違え探しの映像版でゆっくりゆっくりと映像が変わり、全く違う映像になるのあるじゃないですか?
そんな感じでバレない様に早い段階で仕掛ました。
最初は「あ〜◯◯さん、また来てくれたんですね〜また会えて嬉しい〜♡」など、オットリぶりっ子キャラから始まり、少しずつ口調を早くしていき、ぶりっ子キャラでは高めの声に対して、サバサバキャラでは少し低めなど、最終的には…
「それって、◯◯じゃん、◯◯じゃない?」
と、サバサバキャラで戻していきました。
お客さんには「何かこの前よりキャラが変わってない?」
「そんな事ないよ〜」
ぶりっ子キャラとサバサバキャラの真ん中くらいのトーンで中和させました。
その後…
そのお客さんは2度と来ることはありませんでした…笑
そして、そのお客さんだけではなく、ほとんどのお客さんは、また来る事はありませんでした…笑
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