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必ず応えるから
夕くんこと佐崎夕陽が一番最初に俺に告白してくれたのは中三の春だったな。
二学年違う俺達は父親同士が友人で幼馴染みだ。
そして現在、俺達は高三と高二。
決して告白が気持ち悪いとか嫌だったとかではなく“そういう対象”で考えたことがなかったし、三年経った現在でもまだまだ、夕くんを恋愛対象にできない。
だけど、俺は我が儘だから恋愛対象にできないくせに
未だに夕くんから離れられなでいる。
“保留”にしたままの俺を咎めるわけでもなく、
だけど、時折、悲しそうな表情をしているのを知っている……
年上のくせにに駄目だな……
来年の春、俺が卒業するまでには
応えないと思った。
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