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俺には、悩みがある。 それは、恋人ができれば誰もが悩むことだ。 「え、お前まだシてないの!?」 「っ…げほっ!げほっ!」 晴海と秋吉と教室で昼食をとっていると、隣の席で話していたやつが突然そんなことを言い出した。 俺は思わずその会話を聞いてむせる。 「おい、大丈夫か?」 「だ、大丈夫…」 晴海が心配そうに俺の背中を優しく叩く。
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