自転車とヘルメット

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自転車とヘルメット

 僕はペーパードライバーなので運転ができず、基本的に職場へはいつもチャリ通なのですが、2023.4から「ヘルメット着用が努力義務」になるというニュースを聞いて、めんどくさー!と思っているところです。  ただ、この話を聞いて、数年前に朝本浩文という音楽プロデューサーが、自転車での転倒によって亡くなったことを思い出しました。まだ53歳だったそうです。  この人の手がけたすごく好きな曲があって、市井由理の「恋がしたかった」という、1996年に発表された曲です。EAST END×YURIの「DA.YO.NE」が大ヒットしたのが1994年なので、それから2年後です。  当時、テレビで数回しか聴いたことがなかったのに、この曲の音の作り方、特にイントロ部分がカッコよすぎて、耳に残っていて、それからずーっとまた聴きたいなって思ってたのですが、ホントに数年前にYouTubeで見つけて「わあ!」と思ったのを覚えています。  この曲を作ったのが朝本さんだったというのは、亡くなった際に知りました。それからUAの「情熱」も。  曲を好きになるときって、何度も何度も聴いてみて徐々に好きになるときもあれば、テレビCMで15秒流れただけで「あ、コレ絶対好き」ってなる場合もあって、UAの情熱は完全に後者でした。  今でも覚えているのですが、高校の頃、初めて女の子と二人で映画を観に行ったことがあって、人と話すのが超苦手なので事前に何を話そうか計画していたのですが、その中で「UAのCDを貸して魅力を語る」というのがあって、CDを持って行ったのです。  しかし、UAも含め計画していた話題は行きの電車の中ですべて終了し、それ以降は二人ともほぼ無言、という地獄みたいな状況で、静かにミッションインポッシブルを観ました。ただでさえややこしい話なのに、緊張しててストーリーがぜんぜん分かりませんでした。帰りもほとんど話さず静かに帰りました。その人との二度目はありませんでした(そりゃそーだ)  話が逸れましたが、この「情熱」も朝本氏の手によるものなのです。というかUAは全面的にプロデュースしていたようです。  以下、朝本さんが手掛けた曲の中でも特に好きなものです(すべて後から知った) 「恋がしたかった」 市井由理 「情熱」 UA 「ミルクティー」 UA 「電話をするよ」 UA 「OTOHA ~音波~」 松澤由美 「バラ色の日々」 THE YELLOW MONKEY 「聖なる海とサンシャイン」 THE YELLOW MONKEY  ヘルメットが完全義務化になったら、しぶしぶ装着しようと思いますが、当面は様子見とします。でも安全運転に心がけます。  
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