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人達はカースマルツに憧れの視線を向けた後のぞナリを白い目で見る。
「まあまあ、この方達は戦いにあまり慣れていないのでしょう、だからだから、暖かく見守っていただけたらどうでしょうか?」
マルツがのぞナリを庇う。
「相変わらずお人好しだな」「そうでしょうか?」
カースとマルツがやりとる。
「優しい人達で良かったね、てのぞのぞ?」
「馬鹿にされてるって気付かないんですか貴女は?」
のぞのぞがキッとナリ坊を睨むがナリ坊的に何故のぞのぞが腹を立てているのかわからなかった。
「すみませんお嬢さん方、私達はこう言うものです」
マルツがのぞナリを見下ろして名刺を渡す。
「リコッターズ…?」
「リコッタ専属のメイド隊だ。リコッタ様の身の回りのお世話の他そちらと同じく治安維持活動も行なっている」
カースが言う。
「ポーネさんもいた所ですね…」
「ポーネもいるのかっ!?」
のぞのぞがボソリと言うとカースが普段のクールさとは裏腹の表情となった。
「お姉様、人の目前です、粗相は謹んでください」
「あぁすまない、客人よポーネと会ったら言っておけ逃げ出した罪は重いとな」
「は…はい…」
のぞナリはぞーっとした。ポーネはおそらくこの人達にいじめられまくってたんだろう。
「行きましょうお姉様」
「ふむ、ではたのんだぞ!」
カースマルツは強盗を拘束してからその場を去った。
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