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特別な一日
ピピピピ、ピピピピ──。
俺は手探りでアラームを止めた。
「早く起きてこないと遅刻するわよー」
母が早く起きろと急かす。
いつも通りだ。
いつの間にか熱も下がっている。
学校?ああ、土日を寝ただけで終えてしまったのだろうか。本当にツイていない。
やけくそで二度寝してやろうか、と思う。
しかしすぐに諦めた。
階下から上ってくる足音が聞こえたからだ。
もう起きなければならない。身体を起こして階段へ行き母に、おはよう、と言った。
今日からはまた普段通りの生活が送れる。
そう思っていた。![82680828-96a7-44c5-84c2-434e3e6357e5](https://img.estar.jp/public/user_upload/82680828-96a7-44c5-84c2-434e3e6357e5.png?width=800&format=jpg)
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