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「あんたと彼氏の価値観が合わなかっただけでしょ。というか、あんたが行きたいレストランに彼氏を連れて行けばよかったじゃん」
絢香は、はあー、長く息を吐いた。
「正論やめてよ。そういうことじゃないの、わかってるでしょ」
「まあ、あんたが残念だったってのはわかるよ」
「それで、喧嘩でもしたの?」
「ううん。ファミレスに入る前に、急に体調悪くなったって言って、啓太くんその場に置いて帰った」
「さすが猫被りのプロ」
吹き出すと、絢香は「プロってなによ」と顔をしかめた。
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