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絵が描けないなら絵の勉強のできる学校に通えばいいじゃない
かくしてFFデビューを果たした私ですが、結果としてえらい衝撃を受けます。
なんだこのゲームは! この世にこんなすごいゲームが存在するのか!
と。
凄まじい掌返し。そして貧弱な語彙。
ストーリーがめっちゃ面白かったのは当然として、特筆すべきはそのグラフィック。それまで2Dのドット絵ゲームに慣れ切っていた私は、FF7の美麗3D背景にいたく感動した。
あとアレだ。
主人公が喋る!
前述した通りドラクエ派だった私。というかRPGはドラクエ以外プレイした事がなかった。
だからFF7のように喋る主人公というのはものすごく新鮮&衝撃だった。
同時に考えます。
「スクウェア(当時はエニックスと合併前だった)に入社してFF作りてぇ」
と。我ながら怖いもの知らずすぎる。
しかし、世間知らずの私は、その頃からこっそりマンガ的イラストなんぞを練習するようになります。ヴィンセントみたいなカッコいいキャラが描けるようになりたいな〜などと思いつつ。
そんなこんなでゲームしつつ時は過ぎ、高3になった私にも、そろそろ進路を決めねば……という時期がやって参ります。
高校での進路相談で、当然ながら「ゲーム会社で働きたいから」とゲーム系デザイン専門学校への進学を希望。
余談ですが、私の生まれ育った地は、電車が1時間に1本あるかないかのクソ田舎。良く言えば牧歌的。悪く言えば閉鎖的。
少し夜更かししただけで、ご近所の人から
「あなたのお宅、夜遅くまで電気付いてるけど、何かあったの?」
などと言われるくらいの極狭コミュニティ。監視社会。マジで恐ろしい。
それが関係あるかはわかりませんが、教師からは
「ゲーム会社なんて入れるわけないからやめとけ」
などと心無いない言葉を投げかけられます。あの高校滅びればいいのに。
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