愛と暗殺計画

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「皆さん初めまして。僕の名前は小畑直樹です。」  南第一高校の2年3組の皆さんに一番最初に発言した内容は、こちらでした。皆さんは真っ直ぐと僕を見つめていました。やはり人間は新しいものを好むものなのでしょう。だから僕のような新型アンドロイドを造り出したのでしょう。  僕がここに来たのは、我が社から課せられた目的を果たすためです。それは、小暮のぞみを暗殺すること。彼女は我が社のライバル工業会社の社長の娘です。彼女の会社は、我が社に追い付くように技術向上を行っています。我が社の社長は、それを恐れているのです。そうなってしまう前に、小暮のぞみを暗殺することによって、技術向上を一時的にでも止めるのです。そうすれば、我が社が工業会社のトップに立てます。それが僕の目的なのです。
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