0人が本棚に入れています
本棚に追加
……友人? それは、僕だけでなく、徳野幸人と、も?
「……! うん、もちろんいいよ。その、ごめんね、こんな突然……びっくりしちゃったよね……」
「えへへ、びっくりしちゃったけど、大丈夫だよ。じゃ、私塾があるから、帰るね。精一杯気持ち伝えてくれてありがとう。とっても嬉しかった! じゃあね!」
僕は呆然としました。こんな機会はもう2度と来ません。約半年経ってようやくこれです。これを逃すと、もう我が社の将来は絶望的です。これは何としてでも小暮のぞみを殺さなければなりません。徳野幸人もいますが、口封じならいくらでも可能です。僕は咄嗟に右手を銃口に変え、小暮のぞみに向けます。しっかり狙いを定め、撃った時でした。徳野幸人が、小暮のぞみを左へと押し出したのです。弾は徳野幸人の左肩の上あたりをを削りました。
「っ─────!!!!」
「キャーーーーーッ!!!」
すると、すぐさま図書室に教員方が押しかけて来ました。
「何事だ!?」
最初のコメントを投稿しよう!