脳みそが沸騰しそうなんだ

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作品名「脳みそが沸騰しそうなんだ」 作者 亜衣藍 さん ネタバレ注意  こちらもリクエストのお題から執筆されたみたいなので、お題を先に見ることなく本題から読ませていただきます。  とても読みやすかったです。  どちらとも、教える側も教わる側も態度がでかいですが、エースさんは一言余計な事を言っているのが火に油を注ぐ形でした。最後の引退試合に出たい割には勉強のやる気が緩い。三年間も深雪さんがレギュラー入りできずに裏方? する羽目になったのが可哀そうではあります。深雪さんが頭が良い分、五郎さんにもサッカーの才能があったのでしょう。  心の声を()という形にしているのは分かりますが、たまに心の声の部分が()がない所もありました。  文章の中に そうだよ、俺は頭は抜群に良いが、運動神経は抜群に悪いんだよ! や なんだコイツは? というのは心の声に入るのではないかと個人的には解釈しました。  大学生の三郎さんの後ろからひょっこりと一郎さんが登場するのは面白かったです。  次郎さんや四郎さんまで、こちらのご家庭は何人兄弟なのか気になります。興味深いです。  えっ? いきなりキス?!  まさかのお互い両片思いというやつでしたか。  では、リクエストの内容を見ました。短編小説を省略された条件付きのリクエストを見て、その通りに執筆されていました。  ここで良かったと思ったのが、リクエストにはなかったのですが、お互いにサッカー部員で片方はレギュラー入りしていないという設定でした。  そこから来るお互いの仲の親密さ、なぜ深雪さんが家庭教師という担当になる羽目になったのかが分かりやすいです。  大変面白い話でした。  ありがとうございました。
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