すっぱいスパイ

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その女は、これと言って特徴のない、平凡な容姿の女だった。 しかし、私は、人選を間違えてしまった。 彼女は平凡な容姿だったが、中身は、全然平凡ではなかったのだ。 「スミマセン、オチャデモ、シマセンカ?」 私は、彼女に声をかけた。 彼女は、私を見て、言った。 「いいですよ~。うちに来て下さい」 ええっ? いきなり、積極的な女だ。 家に誘うとは。 まあ、いい。 好都合だ。
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