5人が本棚に入れています
本棚に追加
そう、彼女は言うと、おもむろに、ツボの蓋をあけた。
そして、ツボの中から、何やら、赤い小さい丸い果物のようなものを出した。
それから、それを、水道の水が入ったコップに入れた。
彼女は、その赤い小さい丸い果物を、コップの中で潰して、くるくると溶かした。
「はい! どうぞ! 特製のお茶です」
そう言って、私に差し出した。
私は、その、訳の分からない飲み物に怯えた。
しかし、家にまで来たのに、飲まないわけにはいかない。
最初のコメントを投稿しよう!