12月

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12月

  寝不足にだって幸せはあるんだと初めて知る夢の縁に勝ち鬨   ありがとう 冬季限定のお菓子があるから僕は今生きてます   初めはさ冷たいくせに,朝になる頃には「好き」と離してくれない   そんなことあっただろうか思い出は押し入れの奥 取り出せないや   どこにでもいて家出した時だっていつも明るい真夜中の友   このボタンクリックすればあなたにも聴こえる 僕の生きた証が   あなただけ行き場なくした僕たちにご飯をくれた 広場に献花   落ちて割れてしまったガラスは途端に危ないからと遠ざけられる   ご褒美に買ったKATEのコンシーラークマと夢への足跡隠して   グラウンド上にボールと人だかりそれだけで さあ,夢の時間だ   小犬みたいな目で走る人の背は押したくなるね僕らの声で   秀吉じゃないんだし手袋を懐から出すな,暖かいけどw   燃えてやる一酸化炭素中毒にならないよう燃えきってやる   お土産は白い恋人2年ぶり空港で君が来るのを待つ   本当は愛してるって伝えたい けど言わないで成仏するんだ   賑やかな交差点でも僕の目に映るのは君 君だけがいる   東京に行ってしまうの?時々は帰っておいで待っているから   外したら君はわたしを嫌いにはならないかしら?チークがうつる   少しずつ冬を溶かしてゆくようにこたつの中でアイスを食べる   落ちていたセブンスターを踏みゆけば近くの学舎の鐘がなる   明日また会えたら何を話そうか 君は知らないもう会えないの   ステージに立って人の人生に花を咲かせる君は太陽   あの人は気づいてるかしらもう枯れた花はそのまま飾られている   中の具が顔を出し形も崩れでも君はこれがいちばんと言う   めぐり逢うように祈った 掛け違え余ってしまったボタンのように   夜もすがらあなたの熱に溺れてた戯言の愛シーツの隙間に   心臓の奥を今でも深く刺す「お前は黙って俺に従え」   これ以上もう動けない 充電がないの え?そうよ,ガス欠ってこと   もういいよ,もういらないよおかわりは満たされないの君がいた夏   さあ撫でて?私の黒くうるわしい毛並みを君の暖かい手で   Amazonを見漁ることで叶わない消費欲を満たそうとしている   寒くない?マフラー貸すよ いや,僕は大丈夫だし風邪ひかないでね   星が降るような煌めき僕が住むワンルームに君の水彩画   あと何度寝れば来るかな赤ペンで印をつけた今日はメリクリ   「今日までの悲しみ瓶に閉じ込めて飾っておけばほら,綺麗でしょ?」   百均でオーナメントは買っといたツリーはいいや,サンタ来ないし   無垢な目で「サンタはいるもん!」ええそうね,そういうところ,君が好きだよ   幼子はおじさんからのプレゼント待ちつつ眠る すよすよ眠る   夜が明けて街は目覚める まだ僕の体は寝たいといって聞かない   例ながらスタバカスタムしたいなどいいつついつもドトールに行く   公園のイルミネーション君と見て手を繋いでる たったそれだけ.   賑やかな街で風に吹かれながらホットココアが冷めるのを待つ   ほらここに悪い子あつまれ 今だけは僕らを生きるだけの時間だ   君だけに教えてあげる 僕が心を開く鍵は固めのプリン   合鍵を誰にも渡さずにいたい僕だけの戸を開けないで,ねぇ   尾崎また盗んだバイクで走ってる俺は校舎の窓ガラスを割る   まだ何も僕は知らない君のこと 実は君が雪の妖精だとか   お願いよ1人は嫌だここにいてきっと今夜は眠れないから   今はもう笑顔になれる いつだってあなたが大事にしてくれたから   いつまでも忘れられない 君の好きな曲とかはちみつの香りとか   辛くなる記憶をフラッシュバックと呼ぶなら君の寝顔でさえも   1歩ずつ前に進めよ そうすれば昨日と今日の僕は別人   大概にしてほしかった障壁も,明日(あす)なら びっくり 飛び越えれるかも
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