9月

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#言葉の添え木 ○ 「風の栞」 せっかくセットした髪 着いた頃にはもう荒れまくり せっかく築いた生命 強くないのに向かい風吹き ひたすら歩いてきた道 もう前も見えないし 膝から崩れたとき 頬を撫でてゆく風たち 風 なんて都合のいい奴 僕は最後に感じると決めた 重力にのせて加速せよ ○「強いと弱い」 強くなきゃダメですか 弱い僕では ダメでしたか 善くなんて生きられない でも「お前のせいだろ」とも言えない だから弱いんだ どうしても1人じゃ立てない ねえ 助けて なんて言えたらな ○「視界」 歪む道 上がる悲鳴 顔も名前も知らない殺人鬼 指先ひとつで人は簡単に死んじゃうんだ 痛いよ 助けて 刺されたんだ言の刃で心を みんな僕のことを透過した 高架下 風圧がかかる 自分が刺してるとも知らずに 明日は我が身かもしれないのに ね ○「誕生日」   息をしたただそれだけが今僕を在らしめる唯一の実証 73e08d4c-a648-45b0-bd74-76793cbd4c52 4ef7cb2b-d174-4ba0-9a9a-422b3fb68c0d 31edfaea-749b-4233-8412-80a1e6048e5d
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