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電話口
幼馴染み
こくうんれいと
黒雲 零斗
「ッフフフ…たのしみだなぁ…」
私は腰に片手を添える。
私
にしそらかざね
西空 風音
「てか、勢いで電話しちゃったけど
貴方…仕事中じゃないの?」
電話口は静かだけど…
電話口
幼馴染み
こくうんれいと
黒雲 零斗
「ああ、今日はたまたま、お休みでな…
今の仕事、ちょっと辞めてくるわ。」
ブツッ…
私
にしそらかざね
西空 風音
「あ、ちょ!もしもし!?」
だめだ、電話が切れてる…
アイツ…お給料の事とか聞いてこないまま
辞めてくるって、言ってたけど…
大丈夫なのかな。
まあいいや、アイツの事はどうでもいい…
私は今までの復讐を兼ねて
アイツをこき使いたいだけだし。
わ!もう、17時!?
帰って仕事の続きやらなくちゃ…
私はスマホの画面を消して
スーツの内ポケットに入れ
ノートパソコンを閉じて仕事鞄に入れる。
忘れ物のチェックして…
よし…大丈夫そうね。
社長室を出て、社員達が働く事務所を通る。
私
にしそらかざね
西空 風音
「みんな、お疲れさま!
もう17時よ!残業禁止!
土日しっかり休んで
月曜日に元気よく出勤しなさい!」
社員達は大きく返事をして
各々、帰り支度をしていき
私は会社から出て、裏手の
森の中にある2階建の自宅に向かう。
一人暮しなのに
なんで2階建てしちゃったのかな…
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