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§3 淫行
堀先輩を含めて3人の男に凌辱されてから、あたしはラグビー部の何人かと関係を持った。堀先輩に抱かれたのは2回だけで、それ以外は部屋に呼ばれて行くと別の先輩がいてセックスをした。大概は童貞の筆下ろしで、その時の1回切りで尾を引く事はなく、男たちの間の暗黙の了解のようだった。その頃から、あたしは嫌な事や面白くない事があるとセックスに身をやつし、いわゆるセックス依存症になっていた。
2年生になると、マネージャーの後輩として霧山花恋という女子が入部してきた。長身でやせていて胸も小さく、年頃の男子に好かれるようなタイプではないと思っていた。それなのに、あたしと同期の五十嵐柊と恋人関係にあるらしく、彼に付きまとっていて目障りだった。その内に、部室でやっているという噂が流れ始めたので、あたしものぞきに行って二人のセックスの現場を目撃した。五十嵐に身を任せて甘えた声を上げている霧山が癇にさわり、二人の関係に水を差すべくやり部屋に彼を呼び出した。
「柊、霧山と部室でやってるだろ!みんな知ってて、噂になってるよ」
「えー?みんな知ってるの?先輩とかも?もしかして、やばいかな?」と五十嵐は焦っていた。
「何も知らないみたいだけど、のぞかれてるよ!あんた、霧山に振り回されてるんじゃないの?」
「確かに、いつもまとわりつかれて、最近ちょっと気が滅入るかもな」と正直な気持ちを吐露していた。
「柊は、あの子のどこが良いの?他の女を知らないんでしょ!あたしが教えて上げるよ!」とあたしは、五十嵐に挑みかかった。跳ねのけられるのを覚悟していたが、意外にもあたしの誘いに乗ってきた。
あたしの身体を組み敷いて乱暴なキスをし、おっぱいをつかんで下半身を擦り付けてきた。
「ちょっと、もう少しやさしくしなさいよ!何を焦ってるの?霧山の身体と比べて、どう?」と訊くと、
「女の子の身体は、こんなに柔らかいんだね。おっぱいも良い感じだし!」と興奮を隠し切れない風だった。あたしは彼の股間に手をやって確かめると、確かに興奮はしていたが、それは思っていた以上に小さかった。どんな物か見て見たいという衝動に駆られ、
「ねえ、あたしが口でして上げるから、パンツを脱いで!」と言い寄った。彼は速攻で下着を脱ぎ、あたしの眼前に粗末な物をさらした。それはたくましい身体の中に埋もれる様にあり、しかも皮を被っていた。指で摘まんで口にくわえると、瞬く間に射精していた。
「ちょっと、早過ぎない?しかも、断りもなく口の中に出すなんて」と抗議すると、
「ごめん!口でしてもらうの、初めてだから。我慢できなくて」と恐縮がっていた。
「フェラされた事がないんだ!どういうセックスしてたの?そんなに早くて、彼女は満足してたの?」
それからは彼にセックスの極意を説き、包茎を直して本番に臨んだ。入れて直ぐに出そうだと言うので、
「まだだよ!我慢して!終わりそうになったら、一回抜いてみて!落ち着いたら、また入れて!」と導いた。それでも早漏は治るものではなく、再び挿入して即座に放出していた。
これまでにも、中々勃たなかったり、射精に時間が掛かったりする男子を相手にしてきてうんざりする事もあったが、早く終わってくれる五十嵐は楽な相手だった。まんまと術中にはまった五十嵐はさて置き、次に霧山を陥れる策を考えて実行した。女子マネージャーとして、あたしの後釜にと考えた事もあったが、先輩二人に犯されてショックが強過ぎて部活に来なくなってしまった。
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