告白その四 大空海里の性癖

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告白その四 大空海里の性癖

 私が高2で奏汰(かなた)が中3の時、私たちは肉体関係を結んだ。 「奏汰、入ってるよ!駄目だって!ああ、動かないで!ううん、中に出したら駄目だからね」  誰も教えていないのに、奏多は夢中になって腰を振り、私の中で昇りつめた。 「海里(みさと)、出ちゃった!気持ち良くて、我慢できなかった。ごめん!」 「出ちゃったじゃないわよ!赤ちゃんができたら、どうするのよ。ゴムを着けなきゃ駄目だって、言ったでしょ!それに入れて良いなんて、言ってないし」  私は自分自身への自戒も込めて、奏汰を叱責(しっせき)した。奏多は性的な欲望を満たして絶頂感を味わっているはずなのに、私の非難の応酬に小さくなっていた。
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