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第6話 お茶会の招待状~Sideエミール~
エミールは自室で腕を組みながら、ちょこまかと動き回ってそわそわしていた。
(もう父上から『証拠』の課題を言われてから3日経つ。リュシー嬢に会えばすぐに証明できるのに! どうやって会えばいいのだ……)
すると、ノックの音が響き渡る。
「入っていいぞ」
「失礼します」
そこには執事が立っており、エミールは要件を聞くと、父親であるエストレ子爵が呼んでいるということだった。
「わかった、すぐにいく」
執事のあとを追い、エミールはエストレ子爵の執務室へと向かった。
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