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「ソフィ! かくれんぼしよ!」
「いいわよ」
「いつもぼくがかくれてるから、きょうはぼくがソフィをさがしたい!」
「ええ、じゃあそうしましょ」
そういうと、ジルは目をつぶり数を数えはじめる。
ソフィはスカートの裾を持って走ると、庭の裏にある小さな小屋に隠れた。
滅多に人が来ないこの小屋で隠れればそうそう見つからないだろうと、ソフィは自信があった。
案の定、しばらく経ってもジルがソフィを見つけることはできない。
「うまくいっているわね」
見つからないように身体を縮こませて隠れる。
すると、突然風に煽られ、小屋のドアが閉まる。
「っ!!」
ソフィはドアが閉まったことにより真っ暗になった小屋の中で、右も左もわからなくなった。
「どうしようっ……」
手探りで明かりを探そうとするも、何も見つからない。
暗い小屋に取り残されたソフィは次第に不安になって怖くなり、涙が頬を伝う。
「こわいよ……」
恐怖で動けない身体は小刻みに震えだし、足もすくんで動けない。
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