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昨日はあの後伊織ちゃんが放送で理事長室に呼び出されたのでぼくの携帯にこてっちゃんの写真を必ず送るように約束し伊織ちゃんと御影ちゃんにばいばいして寮に帰った。え?こてっちゃんにばいばいしてないのかって?僕が帰る時までずっと気絶してたよこてっちゃんは。一応あっちでも元気でねって書いた紙をテープでおでこに貼ってきたけどね!そこまで考えた瞬間脳内のこてっちゃんが お、おれさま、まだ死んでないもん! と涙目で現れた。うんうん、まだ死んでないねー?よちよち可愛い可愛い♡ 「なあ、朔太郎。」 『ん?なーに学武くんどうかしたの?』 「お前その手に持ってるやつなんだ?いや、何となくわかる…。わかるけど。」 『あ、これ?ストーカーさんが撮ったらしいぼくの写真!綺麗に撮れてるよねー!被写体がいいからかな?流石ぼくよね』 「俺はそのナルシズムを笑えばいいのか?それともバカ過ぎるのをツッコめばいいのか?」 『突っ込む!?おしりの穴に!!?やだ、ごめん、ぼく学武くんのこと大好きだけどそういう対象に見た事ないんだ…』 「分かった、お前もう喋るな。お前が喋る度俺は拳が疼いて仕方ない。」 『えっ!?なにか封印でもしてるの!?』 「お前を殴るのを我慢してるっつってんだよ。いい加減クソみたいなこと言うの辞めねーとぶん殴るぞ。」
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